くまもと林業大学校のオープンキャンパスに参加しました


Warning: Undefined array key "file" in /home/c1300327/public_html/15a006.com/wp-includes/media.php on line 1763

経緯

 農業に興味があった私は、図書館で農業について、調べていました。夏は米を作り、冬に林業をされて、家は手作りという内容の話をされた方の本を読み、わくわくして、そこから林業を調べるようになりました。図書館で林業の棚を左から順番に読んでいて、「林業大学」というものができ始めていることは知っていましたが、このころはあまり気にしていはいませんでした。

 2024年7月に仕事を1週間休みまして、九州のスイス「由布院」と「阿蘇」を見て回り、最終日は熊本市で1泊して帰る予定でした。熊本市のホテルでテレビを見ていると民放で熊本林業大学校のオープンキャンパスがあるCMを目にしました。

 林業大学の存在は知っていたものの近隣では島根県だけかと思っていましたが(本の内容が少し古かった。)、熊本県にも新たに林業大学ができていることを知り、これまでの1週間で阿蘇の自然に魅了された私は、興味本位で林業大学のオープンキャンパスに応募しました。応募締め切りはCMを見たのが20時でしたが2時間後の22時まででした。危なかったという安堵とともになぜか運命を感じました。

オープンキャンパス当日(2024年8月4日)

 午後からのオープンキャンパス申し込んだため、当日朝に山口県を出発して、熊本県熊本市にあるくまもと林業大学校向かいました。熊本の夏はとても暑かったことを思い出します。(最高気温は38度)

 オープンキャンパス午後の部の参加者は2名でした。午前中は10名くらい参加者がいたそうです。2名でしたので、くさん質問することができました。

 オープンキャンパスに応募してから、この時間を有意義なものにしようと思い、林業の始め方を調べていました。始めるには「林業大学に行ってスキルを取得してから現場に入る方法」と「とりあえず就業してから緑の雇用制度を利用してスキルの習得を目指す方法」の大きく2種類がありますが、それぞれのメリットとデメリットが整理しきれずにいました。しかし、このオープンキャンパスに参加することでかなり整理が捗りました。

くまもと林業大学校緑の雇用林業大学を推すポイント
学校に通うお金がかかる。学費等はない。くまもと林業大学校の選考試験費用・入学金・授業料(資格取得費を含む)は無料
未経験でよい。熊本林業大学では安全教育に力を入れている。未経験でよいが研修費は会社持ち。最低限の研修はあるが、安全教育はやりながら行う。林業の労働災害の死亡率は、全産業中ワーストである。(死傷年千人率 林業23・全産業2.3)
チェーンソー防護服、ヘルメット、安全靴を支給してくれる。自前で揃えるか。会社から支給があるか。安全装備は義務化されている。
修学期間(1年間)は収入が大きく下がる。1年目から収入は発生するので、転職の年収落差は小さい。くまもと林業大学校卒業後、3年間熊本県で林業をするなど条件を満たせば、年額141万9千円の支給がある。
1年間で12種類の資格が取得できる。仕事をしながら資格取得になる?短期集中で最低限の資格を全部取ってから就業できる。
就業支援が充実しており100%就職できる。未経験者の採用をしているところを探す必要がある。初転職だが安心できる。
インターンやトライアル支援を受けることで、様々な事業体を見ることができる。自力で情報取集するのはかなり大変だったり、限界がある。入って「こんなはずでは…。」という心配が少ない。
九州には熊がいない。本州には熊がいる。熊には勝てない。
「林業大学」と「緑の雇用」のメリット・デメリット

とこのような感じで頭を整理して、くまもと林業大学校を受験したい気持ちが出てきました。

オープンキャンパスの日程

全員参加プログラム(13:00~15:30)は、以下の次第のとおりでした。

  • くまもと林業大学校の説明
  • 林業大学校卒業生の体験発表
  • くまもと林業大学校の授業見学(チェーンソー操作)
  • くまもと林業大学校授業見学(林業機械操作)
  • チェーンソー操作体験
  • JLC競技見学

選択プログラム(15:30~16:00)は、以下の次第のとおりでした。

  • くまもと林業大学校授業見学(チェーンソー操作)
  • くまもと林業大学校授業見学(林業機械操作)
  • 機械操作シミュレーション
  • 個別相談会

全員参加プログラムで特に印象的だったのはJLC協議見学です。JLCとは、以下緑の雇用サイトから引用

日本伐木チャンピオンシップ(以下、JLC)は、林業技術及び安全作業の向上並びに林業の仕事を一般に広め、林業の社会的地位向上を図ることを目的としているチェーンソー競技の日本大会で、世界伐木チャンピオンシップ(以下、WLC)に出場する日本代表選手選出も兼ねて、全国から広く参加選手を募り、WLCのルールに準じ、5種目の競技(伐倒競技、ソーチェン着脱競技、丸太合せ輪切り競技、接地丸太輪切り競技、枝払い競技)で競技者の技術を競います。
採点基準は、技術面(効率性、正確性等)のみならず安全面(装備、動作手順等)も対象となっており、24歳以上の「プロフェッショナルクラス」から3名、24歳未満の「ジュニアクラス」から1名、日本代表選手が選出されます。

であり、仕事しながら、週末はこのJLC競技の練習をしたりしている大人を見て、すごくキラキラしていて眩しかったです。違う職場の人が意見交換だったり、技術を教えあったりしていて凄くいい環境だと思いました。

選択プログラムの個別相談会では、山口県在住の私が、熊本県で林業することについて、また、林業に携わる前の不安・疑問などに親身に話を聞いてくれて、頭が整理できました。

また、機械操作シミュレーションではハーベスタの操作をコンピューターシミュレーションで体験しました。非常に難しく、これは向いてないかもしれないと思いました(汗)

ハーベスタ(KOMATSUサイトよりhttps://www.komatsuforest.com/forest-machines/our-wheeled-harvesters

まとめ

 以上、まとめると林業に興味があるけど、どうしたらいいのだろうと迷っている方は必見だと思います。職員の方は皆さん話しやすくわからないことを聞いたら優しく教えてくれます。私はこれから、令和7年度くまもと林業大学校の生徒になる予定なので、試験の準備を粛々を進めて参ります。

投稿者 ありち

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です